【海釣り初心者が挑んだ理由】
「新しい趣味を始めたい」と思ったとき、頭に浮かんだのは海釣りでした。過去には渓流でマスやヤマメをルアーで釣ったことはあるものの、海釣りは数回のサビキ釣りだけ。ほぼ初心者といっていいレベルです。(特に魚が好きというのではないのですが、健康を意識して。。。笑)
それでも、**「いつか自分のルアーでシーバスや青物を釣りたい」**という憧れがずっとありました。そんな中、釣り好きの先輩から「沼津に行くけど、一緒にどう?」とお誘いが。迷う理由はありません。「お願いします!」と即答。今回は、海釣りの基本を餌釣りから教わろうが目的です。
釣行準備と当日の流れ
海釣りの朝は早い——いや、むしろ夜から始まります。
釣行当日の2025年7月25日、集合は夜中の0時。東京の某所から、先輩アングラーの車で出発しました。
最初に立ち寄ったのは、静岡県沼津市の釣具店。ここで、遠投カゴ仕掛けとオキアミブロック、氷を購入しました。釣り初心者にとって、釣具店での時間はワクワクが止まりません。「これでソウダカツオが釣れるのか…」と、心の中で期待が高まります。
【オキアミブロック(カゴ餌)と釣り餌のイメージ】


準備を終え、コンビニで軽食とドリンクを調達。釣行の必需品といえば氷。釣った魚を新鮮なまま持ち帰るために、クーラーボックスにたっぷり準備します。
そして午前3時半過ぎ、目的地の静浦漁港に到着。
すでに駐車場には多くの車が並んでいて、その光景に驚きました。「平日なのに、こんなに釣り人がいるのか!」と、人気スポットであることを実感。荷物を抱えて釣り座に移動し、オキアミを解凍しながら、場所取り完了。
日の出は5時頃。それまでの時間、波の音を聞きながら、釣り場で横になって仮眠を取りました。釣り場で迎える夜明け前の時間——夏だったので、これができるんですね。
実釣開始!最初のアジ、そしてソウダカツオ
5時を過ぎて空が明るくなり、いよいよ実釣開始です。先輩に仕掛けをセットしてもらい、餌のつけ方と投げ方を教わりました。今回は、オキアミ餌を使った遠投カゴ釣り。初心者にとって最初のハードルは「遠くまで投げること」。緊張しながら第一投を放ちます。
しばらくすると、先輩の竿に小アジや小サバがヒット。手際よく釣り上げる姿に感心しつつ、自分も何度も餌を詰め直しては投げ込みます。そして、ついにウキがピョコピョコと動いた瞬間が!慎重にリールを巻くと、小さなアジ。サイズは小さいけれど、海で釣った初めての一匹にちょっと感動しました。
しかし、本命はソウダカツオ。狙うタナを深くするために、ウキ止めストッパーの位置を上げるというアドバイスを受け、再チャレンジ。すると、ウキがスッと沈み、竿にズシリとした重みが!
慎重に巻き上げると、30cm強のソウダカツオが姿を現しました。「よっし!」心の中でガッツポーズ。さらに、その後40cm弱のソウダカツオも追加。まさか2匹も釣れるなんて!

ここで大事なのが血抜き処理。ソウダカツオは血合いが多く、処理を怠るとヒスタミン中毒の危険があります。以下に手順を記します。
- まず、首の骨を折る。(下図の一番下のソウダカツオの頭が上に折れてますよね)
- エラを全部除去する。
- 魚の尾っぽをもって、海水の入ったバケツの中で15-20回ほど振って血抜きする。
- 腹をナイフで割いて、内臓を全部取り出す。
- 開いた奥に見える血合い部分にナイフで少し切れ目を入れる。
- 再度、海水の入ったバケツの中で振る。(念のための血抜き)
- 魚自体についている血のにじんだ海水をよくふき取り、少し厚めのポリ袋に入れる。
- 空気を抜くようにして、くるくる袋ごとまるめる。
- そのままクーラーボックスに入れ、平氷ブロックで抑えて、海水を注入。(魚全体がつかるよう)
釣行を振り返る&グルメタイム
午前10時を回った頃、周囲の釣り人たちが片付けを始め、我々も納竿。※風が強くなり、海面が波立ってきて、つけ餌が完全に残る確率上昇したので。
本日の釣果は、小アジ2匹(リリース)と、ソウダカツオ2匹。

帰り道、東名高速の**足柄PA「レストイン時之栖」**で温泉に浸かり、旅の疲れを癒やしました。この瞬間がまた至福…。その後、昼食をとって東京へ帰還。
夜は、釣った魚を堪能する時間。ソウダカツオは刺身に、先輩が釣ったオウモンハタはアクアパッツァにして、白ワインと一緒にいただきました。**「自分で釣った魚は、格別にうまい!」**この一言に尽きます。
仕掛け・タックル紹介
今回使用した仕掛けはこちら:

- 竿:SZM Enjoy ISO 遠投 3-450PTS(恐らく、もう売っていないかと。。。)
- リール:DAIWA SWEEPFIRE XR 3500 (同上)
- 道糸:ナイロン 3 or 4号 (恐らく3号、上記リールに既巻品との記憶が。。。)
- 仕掛け:今回初めてということでうろ覚えですいませんが、以下に写真を掲載します。

先輩から教わったポイント:
- タナ調整は超重要
ウキ止めで深さを変えるだけで釣果が変わる。(釣り針の餌の残り具合等で判断) - かご餌詰め
特にカゴにオキアミを詰める作業は、8割詰める感じでふわふわさせておく。 - キャスティング(投げ方)は練習あるのみ
- 投げる際は後ろに人がいないか事前に確認を!
- 竿を振りかぶる際にリールが横に傾いていないこと!
- キャストして、11時方向意識で人差し指をリリース!(50-60mぐらいだったかな)
- 釣れた魚は、血抜き処理後氷でギンギンに冷やしておくこと

また次回も釣行の機会がありましたら、アップしてゆきたいと思います。ではでは。
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