こんにちは。私たち家族は子供たちの小さい頃ポーランドで暮らしていました。
その頃の私たちの楽しみといえばやはり旅行!小さな子供たちを連れヨーロッパ各地の旅行を楽しみました。

毎年GWになるとふと、家族での初めての旅行ってどんなんだったっけ?と思い出します。今回はポーランドで暮らしたときの春の旅行についてを振り返ります。
ポーランド生活のスタート
数年前、私たち家族は、ポーランドへ駐在することになりました。まだ日本ではなじみの薄かった東欧。新しい文化、新しい言葉、そして厳しい寒さ。とくに冬の長さと暗さは、心にもずっしりと影響してきました。
そんな日々のなか、「春になったらどこかへ出かけたい」と思うようになり、春の訪れとともに、グダンスクとソポトへの家族旅行を計画しました。目的はポーランドの春を満喫しつつ、夏に予定していた両親とのスイス旅行への準備も兼ねての“旅の予行演習”でした。
子どもたちは当時4歳と1歳。小さな子を連れての旅行には不安もありましたが、車移動なら自由度も高く、安心して旅ができると考えました。
1日目|中世の城と夜景の街グダンスクへ
マルボルク城で“騎士の世界”に触れる

最初に訪れたのは、世界遺産にも登録されているマルボルク城。13世紀に築かれたこの巨大なレンガ造りの城は、ドイツ騎士団の拠点として使われていた歴史を持ちます。

長男は展示されていた甲冑や剣に大興奮。「本物の騎士みたい!」と目を輝かせていました。ベビーカーで移動できる動線や休憩できるカフェもあり、小さな子ども連れでも安心して楽しめました。

※以下は公式サイトへのリンクです。最新情報や詳細は、必ず公式ページをご確認ください。https://zamek.malbork.pl/en/home
ライトアップされた旧市街の幻想的な夜景
午後にはグダンスク旧市街へ移動し、アパートメントホテルにチェックイン。自炊もできるキッチン付きで、子どもがいても過ごしやすい環境でした。なぜなら、子供の離乳食を用意しなければならなかったので!

夜にはモトワヴァ川沿いを家族で散策。ライトアップされた街並みが水面に映る景色は本当に幻想的。歴史ある街と近代的な都市の調和が感じられる時間でした。


2日目|博物館で遊び、ソポトのリゾートへ
海洋博物館で“遊びながら学ぶ”体験
この日は朝からグダンスク市内を散策したあと、ポーランド海洋博物館へ。船のシミュレーターやゲーム展示に子どもたちは大興奮。雨や寒さを気にせず楽しめる屋内施設は、家族連れの旅行には強い味方です。※運河を昔ながらの船で遊覧することもできたのですが、今回はパスしました。







※以下は公式サイトへのリンクです。最新情報や詳細は、必ず公式ページをご確認ください。https://nmm.pl/en/
海沿いのリゾートホテルにチェックイン
午後には車でソポトへ移動。宿泊先は「ソフィテル・グランド・ソポト」。広々とした庭園と海が目の前に広がるロケーションで、家族全員がリラックスできました。キッズスペースやベビーベッドなど、家族向けの配慮も充実。


※以下は公式サイトへのリンクです。最新情報や詳細は、必ず公式ページをご確認ください。Sofitel Grand Sopot
3日目|肌寒いバルト海でも家族の笑顔
バルト海の海辺でのんびり時間
朝のバルト海は肌寒く、海には入れませんでしたが、浜辺での散歩や砂遊びで子どもたちは大満足。潮の香り、波の音、目の前に広がる深い青――ポーランドの海の魅力を五感で楽しみました。
プールとグルメで旅の締めくくり
ホテルの室内プールでは子どもたちが大はしゃぎ。夕方にはソポト名物の木造の桟橋(モロ)を散歩し、近くの海鮮レストランで家族揃ってディナー。大人は、新鮮な白身魚やムール貝を堪能しました。

旅がくれた“自信”と“家族の絆”
初めての海外車移動、小さな子連れの旅、不安も多かった中での3日間でしたが、終わってみれば“やってよかった”と思える最高の思い出となりました。

「子ども中心でも、しっかり大人も楽しめる」「家族で一緒に過ごす時間は、どこでも特別になる」。そんな当たり前のようで忘れがちなことを、この旅は教えてくれました。
まとめ:子どもと一緒に、もっと旅を楽しもう
ポーランドの春は、ただ美しいだけでなく、私たちの心にも新しい風を吹き込んでくれました。もし「小さな子連れで海外は大変そう」と迷っている方がいたら、ぜひこのグダンスク&ソポトの旅を参考にしてみてください。
小さな冒険が、思いがけず大きな思い出になる――それが、家族旅行の醍醐味です。
p.s. この日以来、旅の記憶はマグネットという小さなカタチで、我が家の冷蔵庫に並び続けています。

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