けんとさく

東京在住40代夫婦。
主人の両親と二世帯で生活しつつ子供2人を子育て中。
結婚してすぐに家族帯同で海外赴任をしていました。
帰国後は両親と暮らし始め中学受験もとりあえず終了。
充実した毎日を送れるようにできることを考える日々。
そんな夫婦の日々を書いていきます。

けんとさくをフォローする

40代夫婦が知っておきたい「相続税」の基礎知識と対策とは

両親のこと

自分たちのこれからの暮らしや、老後の準備について話し合うことも増えてきました。

そんななかでふと浮かんでくるのが、「親のこと」や「実家のこと」。
相続の話は、できれば避けたいテーマですが。

40代こそが“相続の準備”を始める最適なタイミングなのだと思い一念発起しました。

「うちは財産なんてほとんどないから関係ない」と思っていましたが、話し合ううちに家や土地を相続するだけで相続税の対象になるケースもあると知り、コレは話し合わないといけないことだと再確認。

今回は、これから親の相続に向き合う世代として知っておきたい、相続税の基礎知識と対策について、私たちの覚書としてまたみなさんと共有できたらと思い記事をまとめていこうかと思います。

難しそうな制度も、ポイントを押さえればきっと見えてくるはず。夫婦で話し合うきっかけとして、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

―親の介護や実家の相続が現実味を帯びる今、知っておくべきこととは―

40代になると、「親の老後」や「実家の将来」が現実的な話題になってきました。
介護の心配だけでなく、財産の相続についても、そろそろ知識を持っておきたいところです。

特に、「親名義の家」や「地方に土地がある」といったケースでは、相続税の対象になる可能性が高くなることもあるらしく、何も知らないまま相続を迎えトラブルや多額の税金に悩まされるなんてことにならないためにも、両親とコミュニケーションを取り何がどう相続されるのか確認しておこうと思うよになりました。


1. 相続税って、誰にでも関係あるの?

「相続税なんて、お金持ちの話でしょ?」
とは言い切れないようで、相続税が課される可能性のある家庭は増加傾向にあるそうです。


「基礎控除」を確認して相続税がいくらかかるか把握する

相続税は、「基礎控除額」を超える財産に対して課税されます。

📌【基礎控除の計算式】
3,000万円 +(法定相続人の数 × 600万円)

たとえば、相続人が配偶者と子ども2人(計3人)なら
3,000万 +(600万×3)= 4,800万円までは非課税。

実際に私たちもどのくらい相続税がかかるのか主人と試算しておきました。

大丈夫だと思たら「相続税」がかかってしまったというケースも

相続税を把握するには実家の立地や、親の預貯金や所有している土地など、全体の財産を把握することがポイントのようです。

ケース内容
都市部に実家がある地価が高く、家だけで4,000万円を超えることも
親が持ち家+預貯金を所有家と貯金・株などを合計すると5,000万円を超えるケースも
親がアパートや農地を所有不動産が複数ある場合は、評価額に注意

両親に株持ってる?いくら?とはちょっと聞きづらいな…と感じました。これが相続税を把握することの難しさなのだなと感じました。


3. 相続税対策、今からできること

相続が発生してからでは、できることは限られます。
だからこそ、親が元気なうちに、40代の私たちが正しい知識を持つことが大切ですね。

どのようなこと知っておくべきか主人と話し合ってみました。

生前贈与とは?

・年間110万円までは非課税で贈与可能
・少しずつ資産を移すことで相続財産を圧縮できる

非課税で贈与してもれるのは助かりますね。私の両親はまだ70代なので、旅行や趣味を楽しんで欲しいと思ったので、自然贈与はお願いしないことにしました。

不動産の評価額を把握しておく

・「実勢価格」ではなく「評価額(路線価や固定資産評価額)」が基準
・相続税対策として、共有名義にしておくケースも

評価額を確認するときに、両親の昔話も一緒に聞く事ができました。知らなかったことも色々と聞け、両親とコミュニケーションをとるきっかけにもなり良かったです。

遺言書の準備を促す

・財産の分け方で兄弟間トラブルが起きがち
公正証書遺言の作成は専門家のサポートがおすすめ

私の両親は遺言書を作成しているようです。実家が遠くなかなか帰れないので、帰省した際に両親や兄弟を含め話し合ったこともありました。大切な実家なので、みんなで守っていきたいと思っています。

税理士など専門家への事前相談することもあるよう

・特に不動産が絡む相続は複雑
相続専門の税理士に早めに相談しておくと安心

できれば家族内で話合いできることがベストだと思っていますが、こじれそうな場合には事前に準備しておくのもいいかもしれないですね。

親とのコミュニケーションで「相続トラブル」を防ぎたい

一番避けたいと思っていいるのが、何を相続するのかわからず両親を見送ること。
「誰にも何も言わずに亡くなり、相続トラブルに発展する」ということにならないために、元気なうちに話しておきたいと思っています。

話すべき内容とは
財産の大まかな内容「実家って親名義だよね?ローンは?」
遺言書の有無「何かあったとき、遺言ってある?」
生前贈与の考え「もし将来的に贈与するつもりがあるなら、今の制度って知ってる?」
相続時の希望「誰に何を残したいかって、考えてる?」

言い出しにくい話題でも、感情ではなく“事務的”に話すのがポイントかなと思います。


相続は、事前の「情報」と「準備」がカギですね

40代は、親の老後がリアルになり始める世代となってしまいました。
介護、終活、そして相続。どれも大切な家族のテーマです。

今回、相続をテーマにブログを書き「いつか」ではなく、「今から」考えることなんだなと改めて思いました。いつまでも元気でいて欲しと願っているので、両親と思い出話を交えながらゆっくり進めていけたらいいなと思っています。
大切な家族のために、“争族”を避けるための備えを始めようと思いました。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました